私は中国の漢方医学に大変興味をもっております。
私自身では東洋医学で治らない難病が漢方医学でなおったことを経験したことがあります。
一つは稽留流産です。二人目の子を産むため、3回稽留流産を辛く経験しました。いろいろ調べてもらいましたが、東洋医学ではやはり原因が不明であると言われていました。しょうがなく中国鍼灸をやってみました。担当医の話では腎気・腎精が不足しているから稽留流産になるとと言って、2回針灸を受け、痛みを全然感じず、背中やお腹にあたたく感じました。その後、妊娠でき、二人目の息子を産みました。
もう一つは湿疹です。体に赤くて、表面に白っぽく粒粒の湿疹が出てきました。痒いときもあるし痒くないときもありますが、最初は右肩の近くに出ており、一ヶ月ぐらい経て全身まみれ出ていました。家の近くにある評判のいい皮膚科に行ってみましたが、検査を受けましたが、原因不明ですと言われ、試しでホルモン剤や抗生物質の塗り薬を処方され、一週間使ってみれば全然変わらなかったです。薬を使うのをやめました。仕方がなく、中国のネットで調べてみて、内熱による血熱になったとのことを書かれて、色々な古代から伝えた漢方方法を紹介され、家にある棗や枸杞、白い木耳、卵を使って、土鍋で煮て食べることで(1日一回で)、一週間経て、体に出たものがだいぶ緩和できました。その後、自信を持つように一ヶ月使って軽いところ、普通の肌になり、ひどいところ、何箇所残っていました。棗を長期に多量に食べると便秘気味になりやすいから、季節の変わりにもなるから、こちらもやめて、運動や食事療法で今現在完治しました。当然、これは個人の経験ですから、絶対いいとはいえませんが、自分なりの方法を探すのは一番でしょう。
話が長くなりますが、タイトルのようなことについて、議論したいと思います。前述した経験があるから、暇なとき、中国の漢方医学をよく見ております。一昨年からのコロナは未だに抑えられなく、罹患された方々をみて、私には何かできるかと考えて、浅薄な知識で皆様にいいアドバイスできたら幸いでございます。
まず『黄帝内経』によって、季節の変わりに従って、人の体も変わります。春は生、夏は長、秋は収、冬は蔵になり、そして六邪も生まれ、六邪とは春には風邪があり、夏には暑邪があり、長夏には湿邪があり、秋には燥邪があり、冬に寒邪があり、一年間中に火邪があるとのこと。こういった外邪を克服するのに体が陰陽調和になる状態でなければなりません。では「陰陽調和」とはどういうことでしょうか。『説文解字』では、太陽に照らされる面が陽であり、太陽に照らされていない面が陰であるとのこと。陽は暖かい、光る、発散、気化というイメージし、陰は寒い、暗い、収束、実体化というイメージです。世の中に物を陰と陽に分けられます。例えば人間では性別からいえば男性は陽で、女性は陰です。また一人の人間として背中が陽で、お腹が陰です。体にある空気が陽で、血液が陰である。六腑が陽で、五臓が陰であります。では「陰陽調和」は字面でわかるように陰と陽のバランスをよくとることです。陰陽調和という状態でなければ病気がかかりやすく、反対に免疫力アップできます。つまり、病気がかかりにくくなります。陰陽調和をするには以下のようにしたほうがいいでしょう。
一つ目は呼吸方法。肺で呼吸するより腹で呼吸すること。
二つ目は食事方法。薬食同源という言葉は周知ですが、素食主義か肉食主義か問わず、体にあうものが一番です。作者自身ではアイスクリームや炭酸飲料水を禁止しており、食事は暖かいものにし、当然お寿司は大好きですが、頻繁に食べません。加工食品はできる限り食べないように自律しております。中国では夏は生姜、冬は大根をたべると一年間も元気という諺があります、ひとの体質により、生姜を食べられる人と食べられない人がいるので、個人の体が出た症状でどんなものをとるかを判断すること。例えば最近ニキビが出た場合、辛いものをやめます、野菜や果物を定量にとるように調整します。疲れやすい場合、長芋や胡麻やきくらげなどを食べます。
三つ目は運動方法。動くことは大事ですね。ただし、多くの方は動き方が間違って、体を傷んでいるケースも少なくないので、無理は禁止です。どうしても時間がない方は瞑想する手もあります。また、ここではたんなる個人の意見ですが、夕方から深夜まで室外で運動するのはやめたほうがいいでしょう。まずは排ガスの量は最も多い時間帯になっているし、人の体から見ればその時間帯で激しい運動するのもよくないでしょう。運動のいい時間帯は朝の9時から11時と午後の15時から17時ですが、この時間帯で私が働いている、運動できないよという方が少なくないと思いますが、簡単な運動をしましょう。例えば手首の運動や首を振る運動や目を保護する運動や足の筋肉を鍛える運動などは仕事しながらで全然大丈夫でしょう。
四つ休憩方法。1日24時間に時間ごとに五臓六腑の休みと働きを行うという。どうじても睡眠を取れない方には精々深夜の11時から翌日の1時まで深度睡眠が必要である。
今回のコロナウィルスとの戦いは長々しくなりそうですが、われわれは負けずにしっかりと自己管理をしましょう。